フランスのノルマンディー地方にある都市、オーブ。この街には中世の面影を色濃く残す美しい建物が数多く存在し、歴史好きにはたまらない魅力にあふれています。その中でも特に目を引くのが、サン・ピエール大聖堂です。壮大なゴシック建築と豊かな歴史を持つこの大聖堂は、オーブを訪れる観光客にとって外せないスポットと言えるでしょう。
サン・ピエール大聖堂の歴史を紐解く
サン・ピエール大聖堂の歴史は12世紀まで遡ります。当時のオーブ司教によって建設が始まり、その後約300年もの歳月をかけて完成に至りました。この長い建設期間には、様々な建築様式が取り入れられ、結果としてゴシック建築の傑作と称される壮麗な建物となりました。
大聖堂の内部は、高さ27メートルに及ぶ天井や、ステンドグラスから差し込む鮮やかな光が織りなす幻想的な空間が広がっています。壁面には彫刻やフレスコ画が施され、中世ヨーロッパの芸術を堪能することができます。
特徴 | 説明 |
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建築様式 | フランス・ゴシック建築 |
建設期間 | 12世紀~15世紀 |
高さ | 37メートル |
特色 | 美しいステンドグラス、彫刻、フレスコ画 |
サン・ピエール大聖堂の見どころ
サン・ピエール大聖堂には、多くの見どころが詰まっています。
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バラ窓: 南側ファサードにある巨大なバラ窓は、サン・ピエール大聖堂のシンボルとも言える存在です。15世紀に制作されたこの窓は、直径約10メートル、高さ約13メートルにも及び、その複雑なデザインと色使いが息を呑む美しさです。
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天国の扉: 西側ファサードにある「天国の扉」と呼ばれる彫刻群も必見です。最後の審判の場面を描いたこの彫刻群は、当時の宗教観や社会状況を反映した貴重な資料として、多くの美術史家に注目されています。
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聖遺物: 大聖堂内には、聖ステファノの遺骨や、聖アプトロミウスの遺体が安置されています。これらの聖遺物は、中世ヨーロッパにおける信仰心と宗教の影響力の強さを示すものとして、興味深い存在です。
サン・ピエール大聖堂を訪れる際のヒント
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入場料: サン・ピエール大聖堂は無料で見学することができます。
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見学時間: 9時~18時 (季節によって変動する場合があります)。
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服装: 大聖堂は宗教施設であるため、服装には注意が必要です。露出の多い服装や、帽子を被った状態での入館は控えてください。
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写真撮影: 大聖堂内の写真撮影は許可されていますが、フラッシュを使用する場合は控えてください。
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音声ガイド: 英語、フランス語の音声ガイドが用意されています。日本語の音声ガイドはありません。
まとめ
オーブのサン・ピエール大聖堂は、その壮大な建築美と豊かな歴史を持つことから、フランスを代表する観光スポットの一つと言えるでしょう。ゴシック建築の魅力に浸り、中世ヨーロッパの歴史を感じてみたい旅行者は、ぜひオーブを訪れてみてください。